【子どもが日本語を話さない・・】海外での最も効果的な日本語教育とは?

テレパソ通信

海外在住の子供の日本語教育。子育て世代であれば気になりますよね。海外で育つ子供に日本語を維持させたいという気持ちは大きいものの、現地では英語を話せなければ授業についてゆけずバイリンガル環境というのはなかなか大変なものです。

アメリカに来てからもう25年になり振り返ってみればあっという間の子育てだったような気がします。子供をバイリンガルに育てる!ということをあまり考えたことはなかったのですが、終わってみれば普通に日本語を話せる子供になっていました。

バイリンガル教育を頑張るママはたくさんいますが、先輩ママたちには必ずこう言われます。

「絶対に日本語を母国語にはできないわよ。英語がどうしても強くなっちゃうから。

子育てが終わった今、アメリカ育ちの独特な訛りもなく日本に遊びに行っても

日本語が上手ね。

とい言われたことがない(これを言われるという意味は日本語が自然ではないという意味なので)バイリンガルに育っていました。

18年の子育てを振り返ってみて自分が何をしてきたのか?具体的に考えてみましたのでご紹介します。

日本語を話す必要性の構築

まず私が一番重要だと思ったのは、日本語の必要性です。語学とは必要こそあっての道具ですので、必要でなければなりません。そこで日本人との触れ合い環境を構築しました。

海外に住んでいる日本人には2つのグループがあります。

  1. 仕事で日本からきている日本人。(駐在員)
  2. 国際結婚で日本からきた日本人。(国際結婚)

同じ日本人なのですが、多くの場合1のグループ同士、2のグループ同士でお友達関係があるのが通常ですね。旦那さんが外国人の場合、食事も生活習慣も違ってきますので国際結婚のグループで育つお子さんは、日本の環境に触れる機会が少し少なめだと思います。

私は日本からきている駐在員仲間のお友達と触れ合う機会が多く子供もその中で遊ばせていました。日本からきているお子さんは英語が話せないので日本語どっぷり環境で遊ばせることができます。リカちゃんハウスやプリキュアごっこなどテレビのキャラクターで話題が盛り上がる為、日本に帰国した時などはトイザらスに直行でした。(笑)

子供が日本のキャラクターに詳しいとおじいちゃん、おばあちゃんも久しぶりに帰国する孫を玩具屋さんに連れて行ってたくさんおもちゃを買ってくれます。アニメのキャラクターはいわば日本の両親と子供の共通通信ツールになり子供もおじいちゃんおばあちゃんが大好きになるという相乗効果もあります。

アメリカでは売ってないたくさん衣装を買い集めてアメリカでプリキュアごっこを楽しそうにしていたのを覚えています。アニメの力というのは子供にとってはとても効果的な日本語学習ツールです。日本でアニメのテレビを見ていても暇つぶしと考えますが、アメリカで日本のアニメを見ていると語学学習になります。流行の言葉や男の子の使う言葉、女の子の使う言葉。アニメ番組からはたくさん学ぶものがあります。

大好きなアニメを見ている時間は、日本語の取得にとっては一番脳が活性化して楽しい時間でもあります。

好きこそ物の上手なれ。(ですよね)

言語を司る大事な幼少期。大好きなアニメと大好きなおもちゃで遊ぶ。これが本当に効果的だったように思います。

ポイント:

日本語が好きになること。

日本語を話す必要性がある環境を作ること。

日本語は学習ではない

日本語を維持させるために補習校(日本人学校)や塾がありますが、これらは通ったことはありません。そういうと必ず驚かれるのですが、補習校に行ったから日本語が話せるというわけではないと思っています。

補習校は、日本で習う科目の学習をアメリカにいながら日本語でできるという場所にすぎず、バイリンガルになるという観点ではあまり関係ありません。駐在員の方などは数年で日本に帰らなければならないので必要だと思いますが、バイリンガル教育においては教育はアメリカなので英語のみでの学習環境構築を徹底させました。

算数などは日本語と英語ではやり方も言い方も全く違いますので日本の学校に戻る予定があるわけでないので学習は英語環境を徹底したのを覚えています。ただ日本語で楽しい時間を過ごすと英語に切り替えた時にうまく英語で説明できなくなるという時期がありました。

日本語だったら簡単に説明できるのに。英語だと難しい。

ということを口にしていたのをよく覚えています。また、学校で耳にするキャラクターがわからなくみんなの言ってることがわからない。と楽しくなさそうにしているのもよく経験したものです。

海外では誰でも知っている ドラ

日本では誰でも知っている プリキュア

ドラ vs プリキュア

それでもプリキュアの方が良かったみたいです。(プリキュア!ありがとう!)

海外で日本のテレビを見るということ

そもそも私が日本のテレビを海外から見るようなビジネスを考えついたのもこのバイリンガル教育からきたことです。当初海外に住んでいた人が日本のテレビを見る方法は、DVDを日本から送ってもらうとか録画したビデオテープを定期的に送ってもらうという方法しかありませんでした。私の周りで20歳を超えても日本語が話せる子供は、日本から送ってもらったDVDを見ていた子が多いです。

小さな頃にテレビ番組が英語環境だった子は10歳頃から日本語を話さなくなっている子がたくさんいます。思春期になるにつれ、現地の言葉の方が簡単になりお友達との付き合いも英語の方が楽になるということもあるようです。

よく聞くのが、日本語を話しているのを恥ずかしいと思うことです。母親の日本語訛りの英語を友達に聞かれたくないから友達とは話さないで。と言われる親御さんも少なくありません。思春期なので仕方ないですよね。

まあいろいろありますが、この時期から日本語環境がなくなる子もいますし時期がすぎるとまた日本の文化に興味を持ち出す子もいるようです。しかし幼少期に日本語を耳に入れておくと10歳頃に来る分岐点で大きな変化として現れてくるように思えます。

ルー大柴にならないこと!

私が徹底したことは、子供と話す時に絶対に

ルー大柴にならないこと!

これは多くの人がなかなか守れないことです。親御さんも長年海外に住んでいると日本語に英語が侵入してきます。

今日のディナーは何にしようか?

明日のピックアップは何時?

とかだんだんと会話がルー大柴になってゆくのです。確かに海外生活が長くなると仕方がないのですが、私が一番気をつけたのはルー大柴にならないこと。そして子供には英語では話しかけないということも徹底しました。実はこれが非常に難しいのですよね。

しかしこれを徹底すると10歳頃からママと英語で話すのは気持ち悪い。というようなことを言ってくるようになりました。この時点で子供との通信ツールが日本語に確定されたのだと思います。この部分を10歳ごろまでにごちゃ混ぜにしてしまうとルー大柴から英語有利な文章になり最終的に親が日本語で話しても、子供が英語で返してくるという結果に終わるようになってくるようになります。

ちょうど8歳くらいの時にママ友から

最近日本語で話しかけても英語で返ってくる。

ということをいろいろな人から聞いた記憶があります。海外に住む日本の子の多くのケースは例え両親が日本人でも日本語を普通に話すのは稀です。海外でアメリカの教育を受けながら日本語を普通に話す子供は本当に稀なんです。

日本語が必要になる環境づくり

日本語を習得した時に勉強をした人はいないように、語学というのはコミュニケーションをするために必要不可欠なスキルです。ですので必要不可欠になるための環境を作ってあげれば、あえて学習して学ぶ必要がなくなります。

幼少期に聞く音、興味は初めはあまりわかりませんが、10歳頃から大きな変化として現れてくるように感じます。小さな時に見ていたプリキュアのアニメは大きくなってからもとても良い記憶のようですし、主題歌なども自然に歌えたりしています。

私が効果的だったなと思うアニメの一つにサザエさんやちびまる子ちゃんがあります。これらは古くから続くアニメですが、日本の四季の行事や学校での決まり事などをさりげなく学ぶことができます。

例えば日本の学校は外履きと上履きを下駄箱で入れ直しますよね。アメリカではそんなことしませんがアニメを見ていることで日本はそんな感じなんだ〜ということがなんとなく頭に入っているようで、2年生の時にアメリカの夏休み期間だけ小学校に通ったときに下駄箱があったよー。と感動して話してくれたことを覚えています。

日本のアニメは近年オンディマンドなどでも見ることができるのですが、私が地上波にこだわっている理由は、定期的に放送される時間と曜日です。日本のテレビは毎週何曜日の何時。というように曜日と時間が指定されています。子供たちはその時間を待ってテレビの前に座るわけです。つまりこのことで習慣的にかつ定期的に日本語を学ぶことができる環境を自然につくれるのです。

今日はちびまる子ちゃんの日だ。と言って日曜日(アメリカなら土曜日)を楽しみにする。このことは定期的に日本語に触れるという意味ではオンディマンドより勝ります。オンディマンドは自分の気が向いた時に見るものなので便利ではあるのですが、習慣的に日本語に触れるという意味では継続性がありません。地上波の週に1回決まった時間というのは知らずのうちに子供達を日本語環境に引き込んでくれたのではないかと思うわけです。

強制ではなく楽しみに待つということが重要なのですね。

結論

日本のテレビは日本語学習において最強のツールである。

幼少期から10歳まで日本のアニメに興味を持たせる楽しい環境を作る。

自然に見たいというスケジュールを構築する。

ルー大柴にはならない!(これ一番難しいです。)

13歳までは、子供に英語では話しかけない。

海外にお住まいでも日本のテレビ環境を構築することは可能です。日本に実家や自宅があればテレパソ一式を設置することで海外のテレビで日本のテレビが見れるようになります。海外に住んでいると日本のテレビを見れる環境というのは本当にありがたいものになります。帰国ができないこのご時世ですが、少しでも日本の環境を構築できるようお手伝いしております。

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