海外の免許で日本の運転免許が取れる!

運転免許証 VPNサーバー

パンデミックの影響で帰国できず運転免許証の更新ができなかった方が私の周りでもたくさんおられます。学科試験や実技を受けるの面倒だな。と思っている方も以下の国にお住まいであれば免除されるという制度があります。

知識確認、技能確認が免除される国(州)

アイスランド、アイルランド、アメリカ合衆国(オハイオ州、オレゴン州、コロラド州、バージニア州、ハワイ州、メリーランド州及びワシントン州に限る)、イギリス、イタリア、オーストラリア、オーストリア、オランダ、カナダ、韓国、ギリシャ、スイス、スウェ-デン、スペイン、スロベニア、チェコ、デンマーク、ドイツ、ニュージーランド、ノルウェ-、ハンガリー、フィンランド、フランス、ベルギー、ポーランド、ポルトガル、モナコ、ルクセンブルク、台湾

技能確認のみを免除する国等

アメリカ合衆国(インディアナ州に限る。)

日本の運転免許証をお持ちで(期限切れでもOK)上記の国(州)発行の運転免許証を3ヶ月以上保有していることが証明できれば、学科や実技が免除され当日のうちに日本免許の発行ができます。その日のうちに発行してくれるので、1日で済みますので一時帰国の際でも行うことができます。

また、日本の運転免許証を取ったことがない方でも、日本運転免許証の発行ができます。

ただし、必要な書類がたくさんあるので短い滞在中に効率よく行う必要があります。以下手順をご説明します。

必要な書類

日本の運転免許証(有効期限が切れていてもOK、取得したことない人は不要)

海外の有効運転免許証(上記の国発行のもの)とその翻訳(日本自動車連盟)

パスポート

住民票(一時帰国の場合は以下)本籍が明記されていること。外国人の場合は国籍が明記されていること。

海外赴任等で住民票を除票されている方は、戸籍謄本(戸籍全部事項証明書)、戸籍抄本(戸籍個人事項証明書)又は本籍(国籍等)が記載された住民票の除票。

滞在先における一時帰国(滞在)証明書と証明者の住所等が確認できる身分証明書の写し。

海外の運転免許証発行国で3ヶ月以上滞在していることが証明できるもの。(パスポートの出入国のスタンプ、公共料金の明細、在学証明(学生であれば)、勤務先からの証明など)

運転履歴(Drivers record) - 免許証に開始日が明記されていない場合。

写真1枚

受付時間

地域の運転免許センターによって違いますのでお問い合わせください。

申請の時の注意

滞在期間が少ない一時帰国では、確実に書類を揃えておきたいところです。せっかく行ったのに書類不備で断念。ということにならないよう、以下の点に注意が必要です。

本籍または国籍が明記されていること

海外に住んでいて住民票を抜いている場合は、本籍(国籍等)が記載された住民票の除票。というものをとることで住民票を戻すことなく書類としての利用ができます。必ず本籍が入っているもの。外国の方であれば、国籍が入っているもの。を準備しましょう。これは口頭で言わなければつけてくれませんので、本籍が入ったものをくださいということで依頼が必要です。

3ヶ月の滞在記録

始まりの日付から終わりの日付がわかる書類を用意しましょう。例えば、卒業証明などでは、卒業日は明記してありますが、開始日が明記されていません。卒業したので3ヶ月以上いるのは明らかですが、先方の要求する開始日、終了日の2つがきちんと明記されている書類を用意しましょう。大人の方であれば、公共料金の明細3ヶ月分。旅券(飛行機のチケットは滞在を証明できます。)学生であれば、在学証明(Certificate of attendance) が良いと思います。アメリカは高校生で免許が取れますので、18歳以上であれば、書き換えができますので時間のある時に日本の免許申請もしておくと便利です。

外国免許の翻訳

これが実は一番ネックになります。郵送での手続きの場合、2週間から1ヶ月かかる場合もあります。海外にいるうちから手配しておけば、帰国時に間に合うので海外からあらかじめ準備しておくことをお勧めいたします。

海外からの場合、オンラインでの申請が可能です。(ただし2点注意が必要です。)

  1. 日本のVPN接続でつなぐこと(海外からはつなげません)
  2. 日本で印字してくれる人がいること。(有効期限リンクが7日になります。)

オンライン申請の場合、日本国外からのアクセスは利用できません。そこで、日本の自宅にVPNホットスポットを設置してからアクセスすることで自宅からのアクセスができるようになります。

日本の自宅に1台設置するだけで、海外から日本につながるVPNの接続が利用できます。海外から日本の自宅にアクセスしてから日本自動車連盟のウェブサイトにアクセスするので、規制されることなく日本国内からのアクセスが可能になります。設置しておくと、海外から日本のテレビ(TVerやAbemaTVなど)も見れるようになりますのでとっても便利です。

日本の免許

自宅に設置できるVPNの詳細は、こちらから。(日本に置き場所がない場合は、海外側への設置でも可能です。)

日本自動車連盟のオンライン申請では、2週間ほどかかるとされていますが実際に24時間で発行されたという例もあります。書類は、セブンイレブンのコピー機で出力するようになるのですがその期限がわずか7日になりますので発行されたら7日以内に印字をしなければなりません。印字の方法はとても簡単で、送られてくる数字をセブンイレブンのコピー機に入力するだけですので、念の為ご友人やご親族にお願いできるようにしておくと良いと思います。