日本の空港に到着してから検疫等の手続きにかかる時間が数時間に及ぶということで長いことがYouTubeの動画などでも実況レポートされている人が多いようですが、この度日本入国前にこれらの手続きができるというファストトラックというシステムが試験的に開始されることが2022年2月7日発表されました。つきましては詳細手順をご案内いたします。
ファストトラックとは?
現在海外から日本に入国する際、アプリのインストール、陰性証明書の提示、誓約書の記載などさまざまな書類の提出を求められます。長い旅から到着しそこからさらに数時間にも及ぶ手続きにげんなりされる方々の様子がインターネット上で報告されております。
つきましてはこれを緩和する策としてファストトラックという制度が2月7日より実施されることが密かに厚労省のホームページより発表されています。このシステムを利用することで、海外のご自宅ですべての書類手続きを登録することができ、日本に入国後は、終了画面の提示だけですぐに入国できるようなのでお子様連れや空港での待ち時間を避けたい人などは、是非事前登録してゆくことをお勧めいたします。
大まかな流れ
日本に帰国する場合、必要な書類は3つ。(4は任意)
- 質問票
- 誓約書
- 陰性検査証明書
- ワクチン接種証明書(任意)
必要なアプリは、以下の3つとなります。
- MySOS
- 位置情報確認アプリ(Androidのみ、iPhoneは不要)
- CoCoa
これらのアプリはこちらの厚労省のサイトからQRコードでダウンロードできます。
マニュアルはこちら
3つのアプリは、日本のサイトからダウンロードします。海外から万が一できかった場合はこちらのリンクのVPN接続を使うと確実です。
今回のファストトラックでは、MySOSのアプリに必要な書類(質問票、誓約書、陰性証明書)を海外の自宅であらかじめ登録できてしまうというものです。
入国から16時間前までに登録しておけば有効ということなので、飛行機の中での登録や日本到着してからの登録では間に合いませんので海外のご自宅で時間に余裕を持って登録されておくのが良いと思います。
登録するタイミング
MySOSアプリは非常にわかりやすくなっています。画面が赤の状態で手続きを開始し、画面がみどりになれば画面を見せるだけで入国できます。陰性証明を取得する前に登録をする場合は画面は黄色で紙で発行された陰性証明を提示すれば入国できるようです。
赤、黄、緑の画面で色分けされているので非常にわかりやすいと思います。
陰性証明は72時間前しか発行されませんので、陰性証明を取ったらすぐにMySOSで登録すれば緑の画面にすることができます。
陰性証明が出る前に登録することも可能ですが、画面は黄色の状態で入国時に紙で発行された陰性証明書を提示すれば入国できるということです。
緑と黄の違いは、陰性証明書を登録しているか否かとなり、緑の場合は完全にペーパーレスなので必要書類を空港などで探す必要もなくなり入国までの時間を大幅に短縮できる形となります。
対象者
海外から関西空港(KIX)への入国(2.7.2022から開始)徐々に成田、羽田、その他に拡大するそうですが現時点(2.7.2022)では関西空港から入国する人が対象です。
厚生労働省からの一次情報のリンクは以下の通りです。
アプリインストールのために必要なOSバージョンは、iPhone端末でiOS 13.5以上、Android端末でAndroid 6.0以上となりますのでご注意ください。
手続き手順
こちらのリンクからわかりやすく手順が表示されています。海外にいる間に、MySOSの画面を緑または黄の状態にして出国することができるようです。
海外で登録をし緑、黄の状態で出国しても、日本に到着すると赤に変わるようです。日本国内で認証し情報を合致させるためのようですので、”やったはずなのに画面が赤い” といって慌てず、認証されるのを待ってみてくださいね。
最新情報リンク
情報は日々変わりますので、必ず最新の情報を外務省、厚生労働省のホームページからご自身で確認されることをお勧めいたします。
海外から日本に入国する場合の日本の規制
以下のリンクの 新型コロナウイルス感染症に関する緊急情報(赤いタブ)から 新型コロナウイルス感染症に関する新たな水際対策措置(2022年2月2日) というタイトルで日付が最新なものをご参照ください。この日付によってはホテル待機時間など大幅に変わってきますのでご注意ください。
日本から海外に出国する場合の各国の規制