もうすぐ夏休み。日本に一時帰国する場合どのクレジットカードを使うか?どのように送金するか?悩みますよね。この記事では、日本で持っていると超便利なSuicaにアメリカからチャージする方法をご紹介します。
Suicaとは?
Suicaは日本国内の主要都市や地域で広く利用されており、キャッシュレスが進んできている日本では、持っているととても便利なカードです。iPhoneやアンドロイドなどの携帯にアプリを入れることで利用でき、従来のようにカードを持つ必要がなくなっていますので海外の人でもWEBから簡単に発行することができます。
使える範囲がとても広く、以下のような場所で利用できます。
- JR東日本の電車(東北、上越、羽越、北海道、秋田、山形、埼京、湘南新宿、京浜東北、常磐、中央、総武、高崎、宇都宮、山手、京葉、横浜線など)
- 首都圏の私鉄(東京メトロ、東急、相模鉄道、小田急電鉄、京王電鉄、西武鉄道、京成電鉄、つくばエクスプレス、京阪電気鉄道など)
- 関西圏の私鉄(阪神電気鉄道、阪急電鉄、近畿日本鉄道、南海電気鉄道、京阪電気鉄道、能勢電鉄、阪堺電気軌道など)
- 東京ディズニーリゾート内
- 東京タワー
- 関西国際空港、成田空港、羽田空港
- 新幹線(東北新幹線、山形新幹線、北海道新幹線、東海道新幹線、北陸新幹線、九州新幹線など)
- 一部の高速道路の料金所
- コインロッカー
- コンビニエンスストア(セブンイレブン、ローソン、ファミリーマートなど)
- スーパーマーケット(イトーヨーカドー、ライフ、OKストアなど)
- ガソリンスタンド
- 駐車場
- 市バス、路面電車
- タクシー(一部地域のタクシーにも対応しています)
- 水族館(東京都水産科学館、神戸市立須磨海浜水族園など)
- 博物館、美術館(国立科学博物館、国立国際美術館など)
- 動物園(上野動物園、東京ズーパーなど)
- テーマパーク(としまえん、八景島シーパラダイスなど)
- 映画館(TOHOシネマズ、109シネマズなど
利用手順
アプリストアーからSuicaアプリをインストールし、アメリカのデビットカードからチャージする方法をご案内いたします。この方法は海外からでも日本円でチャージができるのでとっても便利です。
- iPhoneにSuicaアプリをインストールする
App Storeから「Suica」と検索して、Suicaアプリをダウンロードしてください。(お使いの国のアプリストアーで大丈夫です。) - Suicaを登録する
Suica アプリを開き、「新規Suica登録」を選択してください。次に、「新規Suica作成」を選択します。 - iPhone Walletにデビットカードを登録する。
iPhoneの設定アプリから「Wallet」を開き、アメリカの銀行口座と紐付けがされているデビットカードまたはクレジットカードを登録してください。 - Suicaに入金する
Suicaアプリを開き、「入金チャージ」を選択し、Suicaに追加したい金額を入力してください。上限が2万円なのでそれ以上は課金できません。ただし、複数枚のカードを作ることが可能です。その後、「クレジットカードを登録」または「Apple Payでチャージ」を選択し、デビットカードまたはクレジットカードで認証を行ってください。クレジットカードを利用する場合は、3.4%程度の手数料がかかります。デビットカードは手数料無料でご利用できます。 - Apple Payで支払う
Suicaにチャージした金額を使う場合、iPhoneの「Wallet」と「Apple Pay」を開き、Suicaを選択して、支払いを行ってください。
為替の動きが激しいので、レートの良い時にチャージしておくとお得です。
デビットカードとは?
デビットカードとは、銀行口座と連動しており、直接銀行口座から引き落とされるカードのことを指します。クレジットカードとは異なり、借り入れや利息の支払いは発生しません。デビットカードは、現金を持ち歩かずに買い物ができるため、利便性が高く、日本をはじめとする多くの国で普及しています。また、日本への一時帰国の際にも、デビットカードを利用することでアメリカの銀行口座から、日本円を引き出したり、支払いに利用したりすることができます。
今回日本で試したのは、Capital One というカードでこちらのカードは、クレジットカードがわりに利用できます。Capital Oneは、アメリカの銀行口座と紐づけて使うデビットカードです。さらにこのカードを使って、日本の郵便局のATMやコンビニのATMで日本円を引き出すことができます。手数料も数ドル(1ドルから3ドル程度。)で引き落とせます。日本への一時帰国で現金が必要な場合も利用でき大変便利です。
ただし、デビットカードは、引き落としが即時に反映されるため、クレジットカードと比べると支払いが厳密に管理されることが求められます。
銀行の操作時はVPNを
日本の一時帰国では電話プランを持ち合わせていない方も多く公衆の無料WiFiを使う方も少なくありません。日本ではあらゆる公衆の場で無料WiFiが設けられています。ただ気をつけなければならないのは、無料WiFiでのセキュリティーです。
公衆のWiFiでは、暗号化されていないデータが飛び交いますので、銀行やカードなどの操作をするには注意が必要です。パスワードの漏洩、プライバーシーの侵害なども起きる可能性がありますので、公衆の無料WiFiを利用するには、VPNをオンにしておくと安心です。
VPNというのは、自分の携帯から発信するデータを暗号化できる機能です。アプリでオンするだけですべての通信データを暗号化することができます。この状態であれば公衆WiFiを使っても安全にご利用いただけます。
あまり知られていないのですが、暗号化をするためにはVPNサーバーというものが必要になります。アプリは、VPNサーバーにつなぐことで暗号化されます。このVPNサーバーは、日本の自宅に設置することができます。1台置いておくだけで、すべての通信を暗号化できますのでご実家などに設置されると良いと思います。
日本の自宅にVPNサーバーを設置しておくと、日本のご家族のかたも利用できます。また海外からオンディマンド視聴の制限がなくなるので海外からも利用できます。
VPNサーバー設置の利点
- 公衆WiFiでも通信データをすべて暗号化できるので安心。
- アメリカに帰国した際も、アメリカの自宅からも利用しNetflixやHulu, TVer, Abemaといった遠隔管理の視聴ができる。
- 実家の両親も使える。(ご高齢の方のスマホも暗号化していると安心です。)
- 自宅に設置するのでVPNサーバーの所在もはっきりしていて安心。(業者の場合はどこにつないでいるのか、本当に暗号化されているのかなどわかりようがありません。)
VPNサーバー設置手順
設置はとっても簡単です。LANケーブルと電源を入れるだけで配線が完了します。あとは遠隔より弊社のエンジニアがVPNサーバーの設定を行います。完了後は、QRコードを登録するだけで簡単にVPN環境を構築できます。
必須設置環境
IPv4接続環境であること。
ルーターがあること。
現在日本では、IPv6という回線環境が増えておりますが、VPNサーバーはIPv4接続環境でのご利用となりますので、回線業者にIPv4で利用したいという旨をお伝えいただければと思います。変更に際し工事などは不要です。